歌は追憶の匂いにも似て

歌ってこう、心の深い部分に刻みつけられる気がする。
特に、若い時に聞いた歌はｗ

こちらはアルバム内の1曲で、流行したってわけじゃないんだが。
だけど私の青春のメロディーといえば、槇原敬之『桜坂』なのだ。
（福山雅治の曲とは無関係）

高校卒業と同時、故郷を離れて上京していた私は、
彼の曲に乗せられた
そんな境遇にぴったりハマりまくる歌詞に泣かされたものさ(TД⊂

初めての場所で迎える新しい生活に、
期待がないわけがない。
これまでのあれやこれやを脱ぎ捨てて、
なんだか新しい自分に生まれ変われるような気がして、
それはそれでとても軽々しくてすがすがしかった。

だけどそうした明るい気持ちと同時、
どこかで自分の根っこが切られでもしたような、
そんな不安がどこかにあった。

そんな時に聞いたこの歌に、
「胸にいつも帰る場所を抱きしめていることを」
なんて歌われちゃうと、だからギクリとしたｗ

けれどもこの歌は、
故郷を離れた人を見送る目線から歌詞が書かれている。
だから、
「甘えとか弱さではないんだといつか僕に伝えて」
なんて続けられた日には、涙腺スマッシュヒットｗ
うん、いいんだよね、帰りたいって思っちゃってもいいんだよね、
だけど頑張るからね、私ココで頑張るからね、ってｗ

上のリンクでこの歌を視聴してもらえると、
似たような経験がある人なら
当時の私の気持ちを理解してもらえると思うｗ

思えば槇原敬之は『遠く遠く』もそうだった。
曲もいいんだが、ああ歌詞に泣かされる(TД⊂


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